めちゃ久しぶりに投稿する気がするけど多分気のせいです。
突然だけれど皆さん「のあのわ」というバンドをご存知でしょうか。
デビュー当初は5人組の、私の大好きなグループなのです。
そんなのあのわについて、紹介するつもりで彼らの経歴を交えながらひとつ、語ってもよろしいでしょうか。
結論から言おう。のあのわは現在消息が不明です。
みんなのトラウマ「大切なお知らせ」に始まる活動休止の報告も解散の報告もありませんでした。
ただただ活動が止まっています。それももう5年になります。
公式サイトも公式ツイッターもここだけ時を止めたかのようにある日突然動かなくなってしまったのです。
メンバーについてももちろん詳しいことは不明だけど、恐らくそれぞれ元気にどこかでやっているでしょう(と信じている)。
ともかくバンドとしての消息が不明なのです。
もしかしたら、「のあのわ」で検索をかけたらたまたまこの墓場みたいなブログに辿り着いて、同じように思っているファンもいるかもしれません。なのでもし居たら傷の舐めあいでもしましょう。
私としてはもう一度彼らのライヴを見たいしまた曲を聴きたい!
せめて、活動に関して現在どうなっているのか、再開の見込みはあるのか、解散なのかが知りたい。
というわけで(?)一旦彼らの情報を、紹介がてらまとめていこうという作戦です。
何か知ってる人はぜひともおしえてね。きっと私と同じように彼らの復帰を待っている人はいるはずなんだ(確信)。
さて。
のあのわは、世にも珍しいヴォーカルがチェロを弾きながら歌うバンド。C-C-Bもシシドカフカもびっくりやろ。
彼ら自身はバンドではなく「楽団」であると自称していました。
デビューは2009年。このとき「ゆめの在りか」というミニアルバムをリリースしてます。SSTVでよくMVが流れてたな。
私自身最初は「また個性的なの出てきたナァ…」程度に思っていました。
だがしかし何度も聴いてるうちあれよあれよという間に中毒になっていました。
まずなんてったって
声が良い。
唯一無二のヴォーカルってのが好きなのよわたしァ。確かに中々クセは強い、が故に聴く人を選ぶかな?と思っていたけども。
ヴォーカルYukkoちゃんの声質が天才なんですよ。ゆっけちゃんとかユッケジャンとか呼んでたけど。
時に感情をむき出しにしたかの如く力強い声で、時に優しくウィスパー的発声で、可愛らしくいじらしく、色っぽい。たまに切ない。
それから
曲が良い。
声が良いと来て曲が良いってお前そんなんどのバンドでもそれはそうだろうがふざけんなこの頭お花畑花冠夏フェスパリピ野郎が、と思われるかもしれないが本当に曲が良いのよ。
どういう脳みそしてたらこんなエモい曲展開思いつくの?
この最高なメロディはどの毛穴から出てくるの?って問い詰めたくなります。
ソングライターは固定しておらずメンバーそれぞれ作曲しています。才能の塊か。
ちなみに作詞はほとんどがVo.のYukko。
初期はドリーミィというべきか、まるで絵本の中に飛び込んだように壮大でメルヘンな曲が多く、それがまあ、なんというか、最高。
コーラスの重ね方も、目を引く…というか「耳を引く」、曲の展開もミュージカルを見ているみたいで非常に、刺さります。
悪いことは言わないからとりあえず聞いてみてくれ。
ループ、ループなんて時代が違えばウン10万枚売れてたと思ってるんだが。
デビューから3年、2011年には大型タイアップをつけて曲を出しています。
みんな大好き夏の風物詩アネッサだよ。ぁぉぃゅぅちゃんのCM。見たことある人も多かろう。
地味に彼らを応援していた私にはめちゃくちゃ嬉しいタイアップでした。やりよったでVictor!!
だってこのアネッサの枠は「新人の登竜門」的存在だったから。実際TV番組にもこの曲でいくつか出てました。
これでやっと彼らも世間にバレる…!古参ぶれるぜイイイヤァッホォォウウ!!!!
…と思っていたんですが。
この曲、それからミニアルバムを出した後、ドラムの本間シュンタが脱退してしまいました。
強力なソングライターで大切なメンバーが1人抜けてしまいファンとしても心が痛かったのを覚えています。
そしてHave a good day!きっかけに絶対売れる!と思っていたのに、この曲の後、
あろうことか彼らはインディーズレーベルに移籍してしまいました。
えっ…待ってどういうこと…?どうするの、のあのわちゃん…(オロオロオロオロ)
あっ、アルバム出すの、2年ぶりに…!?メンバー抜けて初の音源だね!?どうなっちゃったんだろう…(オロオロオロオロ)
そういえば公式サイトに未発表曲のDEMO音源上がってたけど…
アルバム「Cry Like a Monster」か。不安だけど楽しみだな…再生っと…
フワァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!??!?!
アアアア!?!??!なんだこれは神か、神なのか。これが世にいう神なのか。
1曲目、リード曲である「Hurry up!」からもう名盤臭が凄い、なんなんだ。最高か。天才なのか。
急に回想に入ってしまいましたが。
インディーズ移行後初のアルバム、こういった具合にとにかく衝撃的でした。
全曲ハイクオリティ。初期に比べて「垢抜けた」という表現がぴったりかもしれない。
無駄なく洗練された音。さらに表現力を上げた歌唱。メンバー脱退もレーベル移籍ももろともしない勢い。
だけど何より心にきたのが「歌詞」でした。
Yukkoの歌詞はデビュー当初から、イメージとしては「Yukkoの感性」がそのまま歌詞になったという印象でした。
内容はフィクションであることも多かったけどこのアルバム収録曲の歌詞はリアリティがあって非常に切なかったのです。
「いつまでもここにいたいよ 夢が恥へと変わっても」
アルバム収録の「風に吹かれて」という曲。この曲を締めくくるラスト部分の歌詞です。
きっつい。苦しい。メジャーからインディーズになった理由ははっきり知らないけれど、彼らとしてはきっともっと広い舞台で闘いたかったのだろうと思ってしまいました。厳しい世界。
だけど。
このアルバムの最後の曲、「I AM HERE」。私はこの曲が彼らの曲で一番好き。
この曲が現時点で彼らのリリースした最後の音源、最後の一曲になっています。この曲のすばらしさたるやァァアアアアグゥォアァ(崩壊)
「行く先はきっと敗北だろう ゴールまでずっと遠いだろう
それでも見てみたい景色は輝く この胸の中に」
傷つきながらも力強く凛として歩いている、そんな印象。一音一音が凛々しい。
残念ながら公式からは音源動画が上がってないけど。各自つべ検索してくれ。
この強さと自由を手にした感じ、もしかしたら移籍したからこそなのかもしれない。
きっとこれからも伸び伸びと音楽を続けてくれるのだろうと思っていました。
ちなみに「Cry Like a Monster」に関しての個人的エピソードなんですけど。
2013年のとある日、私、のあのわのライヴに行く夢をみまして。それまで彼らのライヴ行ったことがなかったんだけどね。
というのも行きたい気持ちはあったけど地方住みでしかも遠征のタイミングもなかなかなくて。
そんな夢を見たその日、公式からアルバムのリリースと、ツアー開催のアナウンスがあった。
えぇえええ~~~!!(CV千原Jr)
まぁ、たまたまなんだけどビックリするじゃん。ジュニアの声も出るじゃん。
これは運命だ!と思い、やはり地方までは来てくれないツアーだったが東名阪のうち大阪会場の参戦を決めました。
まさかこれが最初で最後ののあのわ現場になるとは思っていなかった。今思えば何かのお告げだったのかしら。
本当に行っていて良かったと思いました。アルバム曲とかもちろんなんだけどNamida,pororiアレンジ最高すぎだろ…
しかもライヴは全編、カメラ撮影OK!!今の時代そんなことってある?曰く、動画も写真もSNSにのせて拡散してね!とのこと。
本当にここからまたガンガン宣伝して、売れる気満々だったのではないかと思ってる。
終演後物販にはメンバー全員出てくれて、お話しできてドチャクソに沸きました。「また絶対来ますね!!」って言ったのにな。
話を戻しましょう。
そんな素晴らしきアルバムとツアーがあったのが2013年3月の出来事。
それから、公式サイトの更新はその年の8月を最後にパタリと止まりました。
ツイッター、顔本はその年の10月に停止。
公式による最後の情報はYukkoが主題歌に参加した舞台についてですね。
さあここからはもう現代の凶器インターネッツと公式の戦いです。
ネッツに落ちているどんな小さな情報でも知りたいのです、拙者オタクなので…とはいえ中々情報は落ちてませんが。
それからは、Wikiにはあるようですが、2015年に動きがあったようです。
Key.荒山リクが地味にソロで動いていました。
荒山陸名義でアルバム「宇宙とPOP」をリリース。その中の1曲「地上のオリオン (feat. Yukko)」にYukkoがヴォーカル参加(!?!?!?)
よ、良かった…2人はいきている… そしてまたこの曲が良いのよ…
それからもう一つ。宅間孝行の楽曲にYukkoが参加していたようです。
「宅間孝行&Yukko」として「くちづけとともにI LOVE YOU」を配信しています。相変わらず最高なヴォーカルだな。
あと、私がインターネッツで小耳に挟んだ情報をいくつか。
いつか見たなって程度のもあり、うろ覚え。ソースはっきりしませんが参考までに。
2016年、「得ナビウェディング」のCM。
このテーマを歌っているのがYukkoでは…!?と一部で話題になりました。
これに関して「この曲を歌ってるのは誰?」と本部に問い合わせた方がいたようです。
しかもその返答は「のあのわさんです^^」とのこと!!えっと、それって…それってつまり…(ザワザワ)
ただ「のあのわのYukko」のことを、よく知らない担当スタッフが「のあのわさんです」と答えた可能性は無きにしも非ずかと。
遡って2015年、荒山リクがソロアルバムを出した時、イベントを行ったらしい。
聞きつけて参加したファンの方もいたようです。
参加者が本人と話をする機会もあり(?)、その際のあのわはどうなってるのと聞いたファンに「待ってて」との発言があったそう。
これは確かツイッターで見かけたやりとりレポだったかと。かなりうろ覚えだけど希望を感じた記憶があります。
(もし書いたご本人の方が見てらして迷惑だったらすみません、意見下されば消します…)
そして2017年、荒山陸はCowchan(カウチン)というバンドにメンバーとして参加した模様。これは今ググって初めて知った。
こうして見てみると、荒山さんはソロ(現在はバンドでも)で、たまに他ミュージシャンのサポートとしても活動している模様ですね。
そしてゆっけちゃんも、バンド活動が停止してからも歌のお仕事はやっているようです。
なかめちゃん、ゴウちゃんの二人は全くもって現在が見えてきませんが…。元気だといいな。
バンドとしてはやはり実質解散という感じなんでしょうか…
Yukkoも荒山陸も音楽活動はしているのに公式がアナウンスしないのも不自然。
やはり出来ないならできない、と発表が欲しいものです。
なんの発表もないまま時の止まってしまったのあのわですが、
過去に出した曲はどれも素晴らしいものばかりなのでぜひ一度聞いてみてください。
自分は「ゆめの在りか」「Heavenly」「ループ、ループ」「Melt」「たてがみ」「バラ色のダンス」「good day」
「Calling」「リズム」「SOUL STEP」「I AM HERE」「FOCUS」が好きです。いや全曲最高なんだけども特に。
そして何か彼らについてご存知の方がいらっしゃれば、ぜひとも情報をお寄せください…!(?)
何ならのあのわご本人様達にもいつか、こうして復活をまだ待ってるファンもいるよと伝わればいいなと。
復活はもしかしたら無理だとしても、素晴らしい作品を作ってくれた彼らに、敬意と愛が伝わることを祈って!