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文章を書くのはあまり得意ではありません

パピルスの呪いとVSして勝利した

ポルノグラフィティ「VS」明日発売です。

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カップリング曲についても書いてるので、まだ聴いてない方はきをつけてね。

 

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ここ最近、ツイッターでもちょくちょく話題には出してしまってたんですが。

「寿命」の話。

あまり気持ちのいい話題ではないのはわかっているし、未来なんて誰にもわからない、のですが、心配症な私はどうしても不安が先行してしまい、近頃の公式さんの言動に敏感になってしまってたんですよ。そんな意図はないのだとしても。

その不安が、今日発売(フラゲ)の「VS」、そしてそのカップリング曲「プリズム」「一雫」を聴いて、スッと消えていく感覚がありました。不安が消え、感謝と愛が溢れに溢れて誰かRomantic止めてRomantic状態です。本当にありがとうございます。

 

なんのこっちゃって感じですね。ざっくり説明します。

2010年6月に出たパピルスという雑誌で「ポルノグラフィティの寿命」という特集がありまして。メンバー二人それぞれが思う、現時点での未来予想年表と、それに伴うインタビューが掲載されました。

その中で昭仁さんは、「ポルノとしての活動をやっていく具体的なイメージがあるのは、今のところ45歳まで」「その先は正直わからない」

晴一さんは、「45歳で、ポルノの20周年を迎えます。ここまではポルノとしての活動を視野に入れている」「この先は未定」

と発言していました。

これを読んだ頃、すでに、私にとって彼らが元気に活動してくれることが何よりの幸せで、彼らの存在が私の人生において切っても切れないものになっていました。

10年前、これを読んだ時から私の中で勝手にパピルスの呪い」が始まっていたんだと思います。

裏を返せば「20周年までは大丈夫」だと思えていました(何が?)。

※呪いという不穏な言葉を使ってしまってますが、パピルス様、ポルノ側にはなんの落ち度もございません!大感謝してます!オタクのクソデカ感情を込めて強い言葉になってしまうこと容赦ください!

 

表舞台に居続けることは、本人たちの意志だけでも難しく、ファンの意志だけでも難しいことです。その中で何があるか誰にもわかりません。それでも彼らは「20周年までは活動する」と言ってくれてました。

私はこの10年、この幸せな約束と一緒に生きてきました。(きっと約束というほどの拘束力はないけれど…)

もちろん、怪我や病気など不可抗力はあるでしょうし、人間だから意志が変わることだってあるでしょう。というかそれが当たり前です。「今永遠の恋などと表現して新しい恋に出会ったとしたら 君はさあどうしよう」みたいな。

今こうして、20周年のお祝いを目前にしてみて、彼らがほんとうに、大きな怪我や病気もなく、事故もなく、歩みを止めずいてくれたこと、本当に感謝してもしきれないです。お陰でこの10年私はずっと幸せでした。お中元に美味しいビールを贈りたい。

 

ヒナが初めて見たものを親鳥だと思うように、あの頃純な気持ちでパピルスを読んだ私は、…縁起でもないWordですが(ごめんなさい)…20年で区切りをつける、活動休止、解散…そのような「お知らせ」が来やしないかと、どこかビクビクしていました。マジ呪いだわ。

それ系の事で、「あるわけない」と思っていたことが「あり得る」のだという事をここ数年でいくつか体験してしまったせいもあります。勝手に不安になっていました。

 

「VS」をはじめて聞いたとき、その不安が少し晴れたように感じました。

過去の自分と向かいあい、歩んできた道と、得た今を認め、讃える。

タイアップもあるし、新藤先生はフィクション作家なのでフィクションなのは大前提として、それでもポルノ自身の20年と重なるところはちょっとくらいあるでしょ…と思ってまして。

「こんなにも晴れ渡ってる」「こっちも戦ってんだよ」と歌ってくれることに希望しか感じませんでした。これをドームで歌ってる姿想像しただけで涙腺が西田敏行

まあただあくまでフィクションなので、油断はならないなって(だから何が?)

それとは別として、やっぱり彼らのタイアップへの寄り添い方は本当に見事だなと思いました。

 

それから「プリズム」。

予め、カップリング曲は周年を意識して想いを書くというコンセプトで書いた(=ノンフィクション)と明かされていたので、心して聴いたのですが。

こんなにも私の不安をぶん殴って消し飛ばしてくれる人がいるだなんて思わなかったです。岡野昭仁っていうんですけど。

「夢か現か風か幻か 確かめるまで終わらない Great journey」

あーもう、ありがとうオブザイヤー。勝手に不安になってたのが馬鹿みたいでしょ…。

パピルスで語ってたのは「10年前の気持ち」そしてこのプリズムで語ってるのが「現在の気持ち」。ハイ、大勝利~~!当たり前のことだけどそうだよ、最新のものにこそ真実は宿ってるんだ…!

愛するミュージシャンが「過去も現代も未来もたくさんの愛に包まれている」と歌ってくれる、これ以上嬉しいことありますか?ないですよね(圧)。

泣けるポイントをあげようとしたら全部になってしまいそうなので割愛します。

歌詞に気を取られすぎてたけど曲めちゃくちゃに良くないですか…この期に及んでまだ進化し続けてくれるんですか…大好きです…ギターリフに身体這いずりまわられたい…

 

一雫」をすでに聴いたアナタはそのエモーションに耐えられなくなっていませんか?

私はなっています。

新藤晴一というひとりの表現者を応援していると、たまにこういう伏線回収に出会うことがありますよね。ファンとしてはそれらの話は既に大前提として心臓に刷り込まれているのですが、彼の信念の一貫性にはいつも感動するし、やっぱり大好きだって思わされます。

ロイスーツアーMCの「宛先のない手紙」、「自宅にて」はじめ各所で登場してきた「ぎゅっと目を閉じて夢を見続けること」、そして「ダイアリー00/08/26」、その他にも細やかにこれまでの表現の踏襲が散りばめられてます。

あの…すべての歌詞が良すぎて絞れないんですケド。(突然の遊助

この歌詞を見て思ったのは、20周年のその先は(当たり前だけど)やはり彼らにも未知であるのかなということでした。「まだ見ぬ明日に続けよ」とあるように。

ただ私が嬉しかったのは、「この旅路の果てで待ってて」と、続きを示唆してくれたこと。

 

「乾いた雑巾を絞った一雫」は、表現者としての苦悩を匂わせる言葉だし、きっと我々には絶対知りえない苦労も苦悩もあるんだと思いました。そしてその一雫が我々には何より有難いご馳走なんですけどね!??!本当にありがとう良い薬です

彼らは神様じゃないから、モチベーションが下がることも、休みたいと思う事もあるでしょう。彼らがそう望むなら、と頭ではわかっていても、ファンとしてはどうしても、ずっとそこにいて欲しい、とわがままを言いたくなるんですが。

でも彼らが彼らの意志で、この先も進んでくれるなら、最高に幸せなことですね。

 

昭仁さんは「journey」、晴一さんは「旅路」。

この世界で進んでいくことについてのイメージは共通してるようで、そこにもグッと来てしまいますね。

旅というのは何が起こるかわからなくて、だからこそ楽しいんだと思うんです。

何度も言うように、絶対なんてない世の中、何があっても彼らの意志を受け入れる覚悟は出来るだけしときますけどね!!

健康で活動してくれること、いつでもそれへの感謝を忘れずに。

勝手な不安で勝手に振り回されてたけど、この先の約束されてない未来を楽しみながら、これからもずっと彼らについて行きたいなあ、という、話でした。

あっやばい、イイ話っぽくなっちゃった。

 

 

気持ちを改めてあの名言で締めたいと思います。

べろべろばーーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

ぬるぬるにょーーーーーーーーんwwwwwwwwwwwwwww